昨日で秋学期の試験が終わりました。
Legal Research、Legal Writingについては課題の提出が求められていたが、学期末の試験はなく、残り3科目の試験の準備だけで済んだので、比較的楽だったと思う。
Introduction to US Legal System
外国人留学生であるLLM向けに、米国の司法システムについての基礎知識をつけされるための必修コース。米国憲法史、三権分立と連邦制、人権保障についての制度を概観する内容。成文法の国から来ている学生がほとんどなので、まずコモンロー・判例法システムとはどういうものか、というところから入る。そして、立法権、行政権、司法権、連邦と州の関係について学んでいくのだが、それを判例を通じて学んでいくのが米国司法システムのユニークなところだろう。立法権と行政権の合憲性を司法権が審査する司法審査権は、憲法に明文の根拠はなく、裁判所が(一方的に)判決の中で宣言したことが根拠になっている。ほかにも、合衆国銀行を連邦政府が設立したのを、州政府が憲法上の根拠がなく違憲であるとして訴訟で争うなど、日本やほかの国ではおよそ考えられないことまで訴訟で決着がつくのが米国司法システム。米国人はlitigiousだとよく言われたりするが、国の成り立ちがそもそもそういう性格なんですな。いい悪いではなく、公の場で、両者が主張を尽くして、公平な立場の裁判所が判断して、その積み重ねが法になっていくと。
最終試験は75%が択一式マークシート問題、25%がShort Answerという形式。LLM向けということもあり、授業で教えられていたことに素直な問題が出されていたように思う。
Reviewing and Negotiating Business Contract
ビジネス契約のBoilerplateと呼ばれる定型的な条項についての知識を学ぶとともに、仮設事例を用いて、学生同士で契約条件の交渉を行う演習を行う授業。
最終試験の前の授業で、通常であれば学生が授業と教材のエッセンスをまとめて作成するOutlineを教授から提供されるという親切設計な授業。教授いわく、他の科目の勉強もあって大変だろうから、負担軽減のためだそうな。「Don't overdo it.」やりすぎるな、つまり、この科目に精力を傾けすぎて、他のもっと労力と時間のかかる科目をおろそかにするな、との趣旨らしい。
Quick question & Quick answerというふうに言われたが、実際にどう採点されるのかは成績をあけてみるまではわからない。
2科目が終わりました。しかしこの2科目はLLM限定科目で、要は「楽勝科目」。
残る1科目はJD科目で、かつ4単位。量が膨大です。試験日は来週月曜日。あと数日、追い込んでいきます。
NY州のBar Examを管理しているBoardに対して受験資格の確認をしていた結果が手紙で送られてきました。LL.M.を無事に卒業し、米国法科目を所定単位数を履修していれば、受験資格があるとの結果です。
相前後して、Emailにて11月に受験したMPREの結果が送られてきました。Scoreは114点。合格に必要な点数は州によって75~86点と異なりますが、私の受験する予定のNY州は85点。クリアした模様です。MPREは最低50点、最高150点、平均100点で、Nativeが多数派であることを考えると、まずまずではないかと思います。
11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1442ページハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)
すばらしい内容。翻訳も自然。再読する。
読了日:11月26日 著者:デイジー・ウェイドマン,幾島 幸子
![BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2009年 12月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51djCptMPcL._SL75_.jpg)
恐るべし、中国企業。「金を払わず、キャッシュフローをよくするのが財務担当者の仕事。」
読了日:11月23日 著者:
![BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2009年 11月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51uUKNHLxZL._SL75_.jpg)
訴訟弁護士Litigatorの仕事についての特集が面白かった。勝つも負けるも弁護士しだい。
読了日:11月14日 著者:

たぶん10年ぶりくらい、ひさしぶりにグリシャムを読んだ。米国法の知識がそれなりに増えているのと、MPREのために法曹倫理も少し勉強したので、その点でも面白い気づきがあった。ほかのグリシャム作品も読み直しても面白いかもしれないが、日本に帰ってからにしよう。
読了日:11月09日 著者:ジョン グリシャム
Thanksgivingの週は水曜からLaw Schoolは休みで、長い休日でした。
東海岸から友人を迎えて楽しく過ごしましたが、目前に迫った試験準備のため、それを振り返るのは試験後になりそうです。
試験は来週月曜日、水曜日、翌週月曜日に1科目ずつ、計3科目です。WritingとResearchの授業をとり、いずれも課題を提出し終えているので、試験の負担は相対的に軽いものになりました。とはいえ、初めての試験ですので、緊張しています。
アメリカで法曹資格を認められるために必要な、各州共通の、倫理試験。
Multistate Professional Responsibility Examの略。
3月、8月、11月の年三回行われます。
今回、11月7日に行われた試験を受けてきました。会場は日ごろ通学しているLaw Schoolの大教室。勝手知ったる場所なので、会場へのアクセスの点では(初めての場所に行くときにつきものの)心配をしなくてよいので、Advantageでした。
ところが、キャンパスでは当日何か大きなイベントがあったらしく、朝っぱらから最寄のFreewayの出口は封鎖されているわ、一般道路もそこらじゅうで封鎖しているわで、駐車場に車を入れるまでに一苦労でした。道をよく知っているからぐるぐる回らされても落ち着いていられましたが、これが知らない場所だったらパニックになっていたことでしょう。
ともあれ、会場に無事到着。JDの学生が多数派で、今回受けるLLMは少数派のようです。
荷物を自分の普段使っているロッカーに入れることができたのも、自校での開催ならではの利点。ほかの皆さんはカバンも携帯電話もとりあげられて、預かられていました。
試験は60問。択一マークシート方式。うち10問はダミー問題で採点されないが、どれがダミーでどれが本物かは区別できないので、60問すべてに解答する必要がある。時間は2時間5分なので、1問あたりの時間は2分(5秒)となる。
対策としては、Barbriのテキストを入手し、
・145ページの解説を通読。
・巻末の模試(4回分)を解いて、間違えた問題の解説を読む。
の2点を行いました。勉強時間は合計で約24時間くらいでしょうか。
友人の中には、上記の解説の長さを嫌って、同じBarbriのテキストの巻頭についている56ページの復習用のアウトラインだけ読んで済ませようとした人もいましたが、やはりそれでは具体的なルールのイメージがもてないため、問題を解くのは困難でしょう。結局その友人も145ページの解説を読むことにしたと言っていました。145ページの解説のほうには、ケースにおけるルールの適用の例も書かれているので、ルールについて具体的なイメージをもつことができます。
模試を使って、1問あたり2分で解くことにトライするわけですが、これはさほど困難ではありませんでした。むしろ10~15分くらい余る感じでした。
本番の試験は、問題文がBarbriの模試よりも短く、さらに早く解くことができ、結局20分くらい時間が余りました。
2時間のことなので、過酷な試験というわけではなりません。TOEFLのほうがよほどしんどいといえるでしょう。
5週間くらいで結果が出ると聞いています。再受験の必要が生じるようなことがないことを願っています。
毎日の授業の予習、
11月にあるMPRE(倫理試験)の勉強、
Writing課題のためのリサーチ、
交流イベントへの出席、
に追われております。
時間がとれた時、勉強中の気分転換の時などに、
また追って更新してまいりたいと思います。
LA生活において車は必須。日本にいるときから、LAを知る人からはそう聞かされてきた。
LAに来てみて、それが真実であることを確認した。LAではみな車で移動する。流しのタクシーは走っていない。駅や空港以外でタクシーに乗りたかったら、電話で呼ぶ必要がある。そしてLAは広く、移動距離が長くなるので、タクシー料金は高くつく。
われわれが住処を定めたPasadenaは、そんなLAの中にあって例外的な存在で、普段の生活は車なしでも便利。街が徒歩圏内に凝縮されていて、日本の街のよう。電車を使ってダウンタウンに20分で出ることもできる。
しかし、生活立ち上げステージにあり、大きなもの、重いものを買うことが多い。そうなると、車のないことが非常に不便であった。
運転は、日本の交通とは左右が逆であるので、最初の数週間はかなり戸惑った。怖い。練習が必要である。
しかし、日本にいたとき(週末ドライバー)と違い、毎日運転するので、しばらくすると慣れた。今度は日本に戻ってからの、左側通行に慣れるまでが怖い。
LAのフリーウェイ網の整備ぶりは、すごい。関東平野並みに広いLAエリアだが、フリーウェイに乗れば、すいすいと移動できる。たいていの場所には30分くらいで移動できる感じ。ただ、通勤・通学ラッシュ時の混雑はひどく、閉口する。さらに事故もよく起こされており、渋滞に拍車をかけている。
9月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:503ページ日米戦争と戦後日本 (講談社学術文庫)
「身をひそめて経済の実を手にする慣性のなかで、われわれは、他国民と世界の運命に共感を持って行動する苦痛と誇りを、見失いすぎたのではなかろうか。」
読了日:09月30日 著者:五百旗頭 真ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
アメリカの貧困層に関する事実面のレポートは衝撃的。
読了日:09月20日 著者:堤 未果
読書メーター
8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1767ページLaw 101
読了日:08月21日 著者:Jay M. Feinman国際ビジネスと法 (ビジネス法務大系)
読了日:08月20日 著者:BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2009年 09月号 [雑誌]
読了日:08月20日 著者:ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
読了日:08月16日 著者:ナシーム・ニコラス・タレブブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
読了日:08月16日 著者:ナシーム・ニコラス・タレブ図説 世界の歴史〈8〉帝国の時代
読了日:08月03日 著者:J.M. ロバーツ,福井 憲彦武士道 (岩波文庫)
米国に来て読むとまた格別の深い感慨あり。
読了日:08月01日 著者:新渡戸 稲造BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2009年 08月号 [雑誌]
読了日:08月01日 著者:
読書メーター
7月7日 嫁さんがビジネススクールの海外留学生の担当者 Eさんと面談するのにくっついていった。これがはじめてのキャンパス訪問。電動カートでぐるりとキャンパスを回ってくれた。相当広いので、一度見て回ったくらいではなかなか把握できないが、Law Schoolなど、自分に関係の深そうなところはわかった。
ホテルから数ブロックのところにAAAのオフィスがあることがわかり、徒歩で加入手続をしにいった。
7月8日 嫁さんが海外交換留学生の集まりに参加するににくっついていった。集まり自体には出なかったが。DMVがキャンパスの近く(フリーウェイをくぐったところ)にあるので、徒歩で行った。運転免許の筆記試験を受けるためのApplicationをもらったが、かなり並んでいて時間がかかるので、今日は受けなかった。またAppointmentをとってから出直すことにした。
7月9日 大学近くのホテルから、Pasadenaのアパートメントに引越し。ホテルをチェックアウトして荷物をかかえてアパートメントに行ってみると、今日がMove-inだということが管理会社に伝わっていなくて、カーペットのクリーニングをしたばかりで、乾くのに一日かかるという。またホテルを探して泊まるオプションも示されたが拒否し、結局同じアパートメントの別の部屋に泊まれることに。この部屋が最上階のペントハウスのだだっ広い部屋で、眺めもよく静かな部屋。しかし家賃が2,300ドル超ということでNot Affordableであるといわざるを得ない。昼食はこのアパートメントと同じ敷地にある"Big Orange Cafe"にて。おしゃれな店で、客層も上品な人、おしゃれな人が多い。というか、白人ばかりである。
PasadenaのTargetは結構離れたところにあるが歩けなくはないので、がんばって歩いていって、Air matressを購入して持って帰ってきた。Air matressとはいえ、持って歩くと結構重い。途中までは2人でぶら下げて歩いていたが、途中から自分一人で持った。案の定、嫁さんは疲れて熱を出してダウン。
7月10日 10時に留学生オフィスとアポイントをとっていたが、嫁さんがダウンしているので一人で行った。車がないので、Metro Gold Lineと大学のシャトルバスを乗りついで行った。Union Stationは出口が2つあって少々迷ったが、無事にバス乗り場にたどり着いた。それほど複雑ではないので覚えれば簡単。ビジネススクールのビルのカフェで朝食をとり、時間通りに留学生オフィスへ。スタッフの皆さんに挨拶した。ぜんぜんしゃべれないのでびっくりした。向こうもびっくりしただろう。留学生なのでSSNがとれない旨を説明したレター(家や車の購入などの際、SSNを示せといわれることが多い)を受け取った後、Associate Dean自らLaw Schoolの建物を案内してくれた。Book Storeの大きなショッピングビルがあり、嫁さんのWireless LANカードを購入。このStoreは大学のロゴ入りグッズを豊富に取り揃えており、かなり儲かっているとのこと(Eさん談)。たしかにいつもにぎわっている。今の時期は高校生やその両親などがかなりの数キャンパスを訪問しているようで、そういった人たちがBook Storeにも多い。
11時発のキャンパスからUnion Station行きのシャトルバスに乗ろうとしたが、こちらのバスは時刻表より数分早く出るのが当たり前のようで、Missしてしまった。しかたないので11時半の同大学のHealth Center経由Union Station行きのシャトルに乗った。Health Centerは神戸大における大倉山/医学部のような感じか。非常に立派な病院のビルがあり、賢そうな人たちが行き来していた。
昼食、夕食ともPasadenaのWhole Foods Marketにて。
7月3日午後(日本標準時)、関空から成田、成田からLAへのフライト。LAへの座席はビジネスクラスへの無償アップグレードを受けることができた。広い座席、暖かいブランケット、親切なアテンダントに感激。
7月3日午前(太平洋標準時)、LAに到着。当地の不動産業者、吉岡氏と合流。
Verizonの携帯電話を契約。
7月4日、Santa Monica、Venice、Marina Del Rayを散策。
7月5日、Getty Centerを見学。
7月6日、Bank of Americaで口座を開設。
家探しに出かける。Pasadena、Redondo Beach、Marina Del Rayで物件を見分。
6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:605ページアメリカ代理法 (アメリカ法ベーシックス)
読了日:06月28日 著者:樋口 範雄NHK テレビ トラッドジャパン 2009年 07月号 [雑誌]
読了日:06月24日 著者:NHK テレビ トラッドジャパン 2009年 06月号 [雑誌]
読了日:06月21日 著者:NHK テレビ トラッドジャパン 2009年 05月号 [雑誌]
読了日:06月14日 著者:ネットワークはなぜつながるのか ― 知っておきたいTCP/IP、LAN、ADSLの基礎知識
読了日:06月07日 著者:戸根 勤BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2009年 07月号 [雑誌]
読了日:06月02日 著者:
読書メーター
30日が最終出社日で、机とロッカーを片付け、お世話になった方にあいさつにいった。
夜には職場での公式の壮行会を催していただいた。
8年間もほぼ毎日会社に行って(休みといっても長くて10日くらい)いると、1年半も会社に出勤しないというのがどういうことなのか実感がない。
壮行会のあとは有志の皆さんが終電近くまでカラオケで盛り上げてくださった。激励の唄をたくさん熱唱してくださり、感激。
1日は家に運送業者さんが来られ、引越し作業。連日の飲み会、しかも昨日は終電で、肉体的にかなり厳しい状況であったが、作業自体は業者さんがやってくださるので、なんとか片付くまで乗り切れた。終わって昼食をとった後は倒れこむようにベッドに。懸案だったロードバイクも、前後輪をはずした状態で運ばれていった。
午後に区役所に行って転出届を提出。
銀行にも行って海外送金を依頼。
夕方からはトランクに荷物を詰め始めた。いよいよだ。
7月3日のフライトの航空券を受け取りました。いよいよです。
連日、お世話になった皆様に送別会/壮行会を催していただいています。
お忙しい中集まっていただき、ごちそうになり心よりありがたいのですが、連日ともなり、会の中心となるとちびちびマイペースで飲むことも難しく、体調に影響を与えてきています。すごくにきび(吹き出物)が出てきました。明日で最後なので、なんとか持ちこたえて元気にアメリカに行きたいと思います。
ビザが無事に入手できました。やきもきしましたが、結局面接の日の翌日の夕方には郵便局に渡され、その翌日に自宅に到着しました。内容を確認しましたが、不備はないようです。安心しました。
平日に一日休みをいただいて、朝から自宅で引越し業者さんと下見&見積り。自分たちでも梱包できるよう、資材も少し持って来ていただきました。
その後、門真の運転免許試験場にて、国外運転免許証を申請し、即日交付を受けました。
米国大阪領事館にてビザの面接を受けてきました。
面接そのものはものすごくあっさり終わりました。就労ビザではなく学生ビザで、しかも会社派遣ということなので、審査する側もチェックするポイントすらほとんどなかったようで、書類を提出して指紋をスキャンした後はほとんど一言も発する必要もなく終わってしまいました。列に並んでいる時間のほうがずっと長く、自分の番になってから解放されるまでの間は2分かそこら。面接そのものの所要時間はほとんどゼロという感じ。
3つの窓口が開いていてそれぞれに係官が立っていたのですが、1つの窓口にはアフリカ系と思しき大柄な男性が白人男性の係官に書類についてずっと話をしている。もう1つの窓口は若いちょっと派手めの日本人女性がずっと係官と笑いながら会話に興じている。実質的に機能していて面接の順番が流れていくのが残り一つの窓口だけだったので、列が進むのにかなり時間がかかりました。
係官いわく、問題ないので1週間くらいでビザが郵便で届くとのこと。経験者の話では2~3日で着くという。お願いだから無事にビザが手元に届きますように、と祈りたくなる。
先週は水曜日に渡航前健康診断、
木曜日に人事部の面接とオリエンテーション、
金曜日に産業医の問診と運送業者さんと引越しの下打ち合わせと、
週後半から一気に渡航準備が加速。
ついに渡航が7月3日と決まった。
6月30日まで出社して壮行会をしていただき、7月1日と2日は赴任休暇をいただけることになった。
6月25日に引越しの見積りに来てもらい、引越し作業は7月1日に実施する予定。
7月2日に国際運転免許証取得と区役所への転出届提出、郵便局への届出などを行うつもり。
フライトはノースウエスト航空で、関空発、成田経由、ロサンゼルス行きで、成田→ロサンゼルス間はアップグレードしてもらえる予定。
明日22日は大阪領事館でビザの面接。問題なくビザがでてほしい。全てそれが問題なくいくことが前提になっているので、そこが崩れると全てがひっくり返ってしまう…
留学先の大学では、麻疹とおたふく風邪の予防接種2回又は免疫の証明書を要求している。
こちらで予防接種及び抗体検査の英文証明書を出してもらった。
↓
大阪府医師会 予防接種センター
http://www.osaka.med.or.jp/oma/cnt_vaccination.html
麻疹は幼児期に一度予防接種を受けていたので、その母子手帳の記録と、今回の接種とのあわせて2回を証明書に記載してもらった。
おたふく風邪は幼児期に罹患していたので、抗体検査を受けて、その結果を証明書に記載してもらった。
5月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1986ページ東京大学ビジネスローセンター公開講座―ビジネスローの新たな動向
読了日:05月31日 著者:図説 世界の歴史〈9〉第二次世界大戦と戦後の世界
読了日:05月31日 著者:J.M. ロバーツ,五百旗頭 真アメリカ契約法第2版 [アメリカ法ベーシックス] (アメリカ法ベーシックス 1)
読了日:05月29日 著者:樋口 範雄Q&A 政治資金ハンドブック
読了日:05月23日 著者:なぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学
非常にわかりやすく明快だった。
読了日:05月14日 著者:池尾 和人,池田 信夫BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2009年 06月号 [雑誌]
犯則調査のドキュメントは生々しい。
読了日:05月05日 著者:まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
近く刊行される「ブラック・スワン」も読みたい。
読了日:05月05日 著者:ナシーム・ニコラス・タレブ
読書メーター
著者はいずれも経済学者。帯には「古い経済思想に囚われている政治家・官僚・ジャーナリストのための『世界標準』の経済学講義。」と銘打たれている。
アメリカ発の金融危機の起こったプロセスを分析。住宅バブルの発生及び崩壊が、きわめて高度かつ複雑に発展していた重層的な市場型金融の仕組みの下で起こったことで、サブプライム問題が金融システム全体に波及した。
日本のバブル崩壊は、伝統的な銀行中心の間接金融体制の下で起こった点で、今回の危機とは大きな違いがある。
金融機関の規制監督体制の見直しが必要。
実体経済面では、アメリカが経常収支の赤字の削減を余儀なくされる一方、日本は経常収支の黒字を削減しなければならない。北米市場に過度に依存した輸出主導型の経済成長パターンはとれなくなる。日本国内での投資機会を増やすような構造改革が必要となる。
日本の真の問題は潜在成長率の低下にあり、今回の金融危機はその問題が表出するきっかけにすぎない。潜在成長率そのものを上げる構造改革が必要。
この連休中はよく映画を見た。
近くLAに留学する予定ということもあり、LAが舞台の映画を多く見た。
プリティ・ウーマン
パルプ・フィクション
リーサル・ウエポン1・2・3・4
コラテラル
ウォーリー
ダージリン急行
Shall we ダンス?
彼が2度愛したS
生きる(黒澤明監督)
ディア・ハンター
プラダを着た悪魔
イレイザー
最後の2日ほどは天気がよくなく、しようと思っていた運動ができなかった。
NHKでTVドラマ「ハゲタカ」の再放送をやっていたのでそれを結構見た。今見てみるとまた放送当時とはちょっと自分の見方が変わっていて面白い。近く映画も公開予定らしい。
世間では不況と豚インフルエンザが大きな問題となっている。そんな今年のゴールデンウィーク。
著者はトレーダーでマーケットのことがよく出てくるが、人間の認識に関するエッセイのような感じで、扱っているテーマに合った書き方なのかどうかはともかく、興味を引かれる記述が多くあった。著者の「ブラック・スワン」も近く公刊予定(Amazonで予約可能)とのことで、こちらも読んでみたい。
・ソロンの戒め「すべてが満ち足りていた人に不幸が訪れた例はたくさんあります。今、裕福であるからといって思い上がるべきではありませんし、今は裕福でも将来そうでなくなるかもしれないときに、人の裕福さを褒め称えるべきでもありません。将来のことはわかりません。本当にさまざまなことが起こり得るのです。神から一生ずっと幸せだと約束されたのでないかぎり、幸せであると言うことはできません」
・運の助けで得られたものは、運に(おうおうにして急に、そして思ってもみないときに)取り上げられてしまうことがある。その逆も同じように重要だ(むしろ大事なのはこちらのほうだとさえ言える)。運の助けを借りずに得られたものは偶然に左右されにくい。
・どんなに成功する可能性が高くても、失敗したときに失うものが大きすぎれば可能性の高さなんて関係ない。
・エルゴート性。非常に長いサンプル経路が皆お互いに似た結果に行き着くことを指す。能力は高いのに運の悪い人生を送ってきた人も、いつかは立ち直る。運がいいだけのバカは過去にいい目にあったかもしれないが、長い目で見ればそんなに運がよくないバカの人生に落ち着く。みんなそれぞれ長期的な性質に戻ってくるのだ。
・飛行機や車といった「新しい新しいもの」を見すごすことの機会費用は、そんなお宝を探し当てるためにかき分けなければいけないごみの山の毒に比べるととるに足らない。
・期間を短くとると、ポートフォリオのリターンではなくリスクを観察することになる。つまり、見えるのはほとんどばらつきばかりだ。
・市場参加者は損失の回数が少ないのを好み、利益の回数が多いのを好む。全体としてのパフォーマンスの最適化を考えるわけではない。
・黒い白鳥問題。白い白鳥を何羽見ようと、すべての白鳥は白いと推論することはできない。一方、黒い白鳥を一羽でも見かければ、その推論を棄却するのに十分である。
・統計学が何かの役に立つときは私も統計学を使う。それが危険なときは使わない。積極的な賭けをするのには統計学と帰納法を使うけれど、リスクやエクスポージャーを管理するのには使わない。間違っていたことがわかったら取引を手仕舞うのだ。そういうやり方をストップロスという。あらかじめ決めた、ここまできたら脱出するという場所であり、黒い白鳥に対する予防だ。
・生存バイアスがある場合、一番成績がよかった結果が一番目につくのだ。どうして?負け犬はのこのこ出てきたりはしないからである。
・楽観主義かどうかは成功を予測できる指標だそうだ。楽観主義ということは自信過剰だから、楽観主義の人たちのほうが大きなリスクをとりがちなのは明らかだ。そんな彼らのうち、賭けに当たった人はお金持ちの有名人になって人前に出てくる。賭けに負けたそれ以外の人は人前には現れず、分析対象から消えていく。
・直観に反する点の一つ目は、無能なマネジャーばかりの母集団でも、ほんの一部はすごいトラックレコードを出すことだ。直観に反する点の二つ目は、私たちが調べているトラックレコードの最大値の期待値は、それぞれのマネジャーのオッズよりも、むしろ当初のサンプルの大きさで決まることだ。
・人は気まぐれに参照点を決めて、そこからの差でしかものを見ない。絶対水準ではなく、決まった局所的な観点からしか物事を判断できないのだ。
・自分がどれくらい幸せだと思うかは、大域的な状態より局所的な状態の影響を強く受ける(さらに、損のほうが利益より影響が強い)。(一定水準より上では)お金持ちとか貧乏人とかいうのは、他の何かと比べないとわからない。
・情緒が一切ない人間は、もっとも単純なことさえ決められなかった。朝はベッドから起きてこられず、ああでもないこうでもないとあれこれ悩んで一日を過ごす。人は情緒がなくては意思決定ができないのである。多数の変数を操作して行う最適化の場合、私たちのように巨大な脳を使っても、非常に単純な課題でさえ解決するにはとても長い時間がかかる。
・価格の変化率が大きいときにだけ注意することだ。何かの価格が普通の日よりも大きく変化しないかぎり、それはノイズだと考える。変化率の大きさかニュースの見出しの大きさみたいな働きをする。また、価格変化の重要度は線形ではない。
・どう行動すべきかなんてみんな知っている。問題なのはどうやって実行するかで、何をすべきかではない。
・すこしだけでたらめな要素があるスケジュールだと、最適化で効率的すぎる状態に陥ることもない。とくに間違ったことで効率的すぎるのはよくない。ちょっと不確実性があればリラックスして晩ごはんを食べられるし、時間の制約もなくなる。最大化ではなく充足化で手を打たざるを得なくなるだろう。幸せの研究によると、何かを楽しもうというとき、最適な楽しみ方をしようと自分にプレッシャーをかけるとむしろ苦痛を覚えることになる。
・幸せな人たちは充足化するタイプの人たちであることが多い。自分は人生で何をしたいかを知っていて、満足したらそこで立ち止まることのできる人たちだ。彼らの目的や求めるものは経験とともに変わらない。もっと高いレベルを目指し、いつも消費生活を高めようと努め、自分の中でいたちごっこを始めてしまうことがない。つまり、欲に限りがあり、飽くことを知っている。
・最適化するタイプの人はよく引越しをしたり、数%節税するためだけに表向きの住所を変えたりするような人だ。財産があるおかげでむしろ面倒ごとが増えるのだ!
・外からのプレッシャーの奴隷にならずにすむ仕事を選ぶ自由が私にはある。そういう生き方をすると早く寝るようになり、毎晩、分単位で時間をやりくりしたり、最適化したりということがなくなる。突き詰めると、(相対的に)貧乏だけれど時間は自由か、お金持ちだけれど奴隷のように時間に縛られるかは自分で決めることなのだ。
・私たちは、目に見えるものや組み込まれたもの、個人的なもの、説明できるもの、そして手にとってさわれるものが好きだ。私たちのいいところ(美意識や倫理)も悪いところ(たまたまなのにその気になる)も、みんな、そこから湧いて出ているように思う。
オンライン書店では売られていないようなので書店の店頭で購入した「債権法改正の基本方針」。雑誌コーナーにはこちら(Business Law Journal 2009年6月号)が並んでいたので併せて購入。こちらは特集(独禁法の課徴金リスクについて)が非常に面白かった。
債権法改正の基本方針の方は、400ページ超の分厚さ。民法の教科書が近い将来大幅に書き換わることになりそう(あくまで学界の案であり、法制審の要綱案ではないが)。斜め読みしただけでも、次のような点が目に留まる。
・消費者契約の規定を民法に取り込み
・錯誤は無効ではなく取消
・約款について規定
・不当条項をリストアップ
・法定利息が変動金利に
・危険負担という考え方はなくなる
・受領強制
・一人計算(集中決済)
・有価証券に関する規定を取り込み
・ファイナンス・リースを典型契約に
・役務提供契約につき通則的規定をおく
学習者としても実務家としても、えらいことになりそう。どうやって勉強していくのがよいだろうか。
4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1131ページ迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか
面白い。とっつきやすい。でも知的好奇心が満たされる。
読了日:04月17日 著者:シャロン・モアレム,ジョナサン・プリンス日本人の英語 (岩波新書)
自分も犯していた間違いをいくつも指摘されており、勉強になった。
読了日:04月14日 著者:マーク ピーターセン企業金融手法の多様化と法 (ビジネス法務大系)
メーカーの保証書の法律構成について触れられており思わぬところで拾いものをした思い。
読了日:04月11日 著者:図説 世界の歴史〈10〉新たなる世界秩序を求めて
あとがきで立花隆氏が書いておられるように、この10から読み始めて9、8へとさかのぼっていこうと思います。
読了日:04月05日 著者:J.M. ロバーツ,立花 隆日本の思想 (岩波新書)
読了日:04月02日 著者:丸山 真男,丸山 眞男
読書メーター
NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 第116回 瀬谷ルミ子氏
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090421/index.html
同世代にこんなすごい人がいるんだ…
いわく、
・人生は、自分で、変えられる
・(プロフェッショナルとは)やらない言い訳をしない人、ただでさえ難しい仕事をやらない言い訳をするとただでさえ難しいミッションがさらに困難になるのですね。それをせずに改善するための方法を考えて実行するのがプロフェッショナルだと思います。
3月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2211ページ日本人の法意識 (岩波新書 青版 630)
読了日:03月19日 著者:川島 武宜ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて
読了日:03月17日 著者:岩瀬 大輔英米法総論 下
読了日:03月15日 著者:田中 英夫科学する麻雀
読了日:03月14日 著者:とつげき東北影響力の法則―現代組織を生き抜くバイブル
読了日:03月11日 著者:デビッド L.ブラッドフォード,アラン R.コーエン市場の変相
読了日:03月07日 著者:モハメド・エラリアン
読書メーター
2月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1884ページ株主代表訴訟とコーポレート・ガバナンス
読了日:02月22日 著者:小林 秀之,高橋 均法務担当者のための民事訴訟対応マニュアル
職場のデスクに常備することにしました。
読了日:02月18日 著者:田路 至弘電波利権 (新潮新書)
読了日:02月15日 著者:池田 信夫世界のビジネスを変えた 最強の経営参謀
内容が浅いと感じた。会計の専門知識がない人向けに、噛み砕いて書きましたということだが、それとは別の意味で浅いと思った。
読了日:02月11日 著者:山田 有人憲法で読むアメリカ史 下 PHP新書 (319)
アメリカ史って面白い。あまり認識されてない(今まで自分もしていなかった)けど。
読了日:02月10日 著者:阿川 尚之男の着物人生、始めませんか
読了日:02月10日 著者:泉二 弘明憲法で読むアメリカ史(上) (PHP新書)
読了日:02月01日 著者:阿川 尚之
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