2006-06-25
「いま、この研究がおもしろい」

いま、この研究がおもしろい
岩波書店編集部編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005005098/

「岩波ジュニア新書」なので見くびっていたが、
「どこがジュニア向けやねん」という感じ。十分面白い。
さまざまな分野の最先端の研究内容を、平易な言葉で説明している。
表現は平易だが、中には「ジュニアには厳しそう、というか
明らかに無理」という内容も含まれており、歯ごたえ十分だった。

個人的には、特に
・大脳生理学 池谷裕二氏 「薬の開発のために脳をきわめる」
・超臨界流体研究 西川恵子氏 「不思議な状態」
・中小企業論 中沢孝夫氏 「中小企業はエキサイティングだ」
が面白かった。

科学に関する本も意識して手に取るようにしているが、現在
読み進めている「ガリレオの指」(ピーター・アトキンス))は、
私にはかなり難しく、ゆっくりと読み進んでいる。(眠る前の
読書にちょうどよい)

「いま、この研究が面白い」は新書で分量も少ないので気軽に
数時間で読める。



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2006-06-17
大阪歴史博物館の常設展にいく

大阪歴史博物館
http://www.mus-his.city.osaka.jp/

初挑戦がトプカプ宮殿の所蔵品の特別展の時で、そのときは入り口までいったがあまりの混雑ぶりに尻尾を巻いて逃げ出して以来、ひさびさの訪問となった。

土曜とはいえ、雨だし、常設展しかやっていないからほかに見学客もいないかと思っていたが、そうでもなく、入り口には20人くらいの団体がちょうど入ろうとしているところだったし、中にも結構人がいた。

10階から7階にかけてが常設展の展示場所で、10階から順に降りていきながら見ていく。10階が大阪が「難波京」だった時代の展示。いろいろな発掘物などもあるが、あらためて興味を持ったのが、大阪の昔の地形。
縄文時代には今の大阪の中心部は「河内湾」つまり海の底であり、瀬戸内海に南から北に突き出している半島状の「上町台地」の東側が河内湾。
弥生時代に上町台地の北側が砂洲になり、「河内湾」から「河内湖」になった。
その後、河内湖は陸地となり、今のような地形となった。
難波京や四天王寺など、飛鳥~奈良時代くらいの古い遺跡は、いずれも上町台地にあるとのこと。
こういう郷土の地形の成り立ちというのを知ると、結構おもしろい。

今回一番関心を引かれたのは、9階の「天下の台所」時代の「米切手」。

写真は「米切手 筑後蔵」。

キャプションによると、
「筑後国にあった久留米藩(有馬氏)が発行した米切手。これを蔵屋敷に持っていけば、額面の米と交換できた。久留米藩では文化11(1814)年に実物の米の裏付けがない不渡りの切手(空米切手)を大量に発行して大きな問題となった。」
とある。

空米切手(からまいきって)・・・
うむ、これって江戸時代の一大金融スキャンダルということだろう。
いつの世も金融あるところ不祥事あり、ですな。

「空米切手」でGoogleってみると、以下のようなページが参考になりそうだった。

日本銀行金融研究所
貨幣博物館
http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/feature_38.htm

大阪商業大学商業史博物館 質問掲示板
http://moch.daishodai.ac.jp/cgi-bin/usr/qabbs/qabbs.cgi?mode=disp&file=31

大江戸経済学 大坂堂島米会所
http://www.h6.dion.ne.jp/~tanaka42/doujima.html

※最後の「大江戸経済学」はすごく面白く参考になる。
 作者のtanaka1942bさんはすごく有名な方なのかも。



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2006-06-11
ホッケーひさびさに勝ちました

今日は6時に起きて篠山でホッケーしてきました。
心配した天気も、薄曇りで、ちょうどよいコンディション。それどころか、
試合が終わることには太陽が照って暑いくらい。

試合自体は4-2で勝つことができました。
個人的には得点チャンスがあったのにモノにすることができなかった
のが残念でしたが、守備面でだいぶ貢献できたし、何より運動強度を
コントロールすることで、バテることなくプレーを続けることができ、
今の自分のペースをつかんだことが収穫でした。

朝一番の試合だと、丸一日つぶれるということにもならないので
ありがたいです。

今後も今日のようにメンバーがちゃんと集まっていい試合ができるように
したいと思いました。練習にも行こうかな。



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2006-06-09
健康です

今日は会社で健康診断を受けた。
30歳未満なので血液検査や胃カメラはない。
検尿、血圧、視力、胸部レントゲンを受けた。
胸部レントゲンの結果は出ていないが、
ほかはいずれもまったく問題なし。健康体そのもの。



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2006-06-04
美山サイクルロード2006

もう2週間も前のことだけれども、
5/21に京都の美山町で自転車のレースがあり、参加してきました。
レースは見るのもはじめての経験でした。

初心者のクラスは朝一番のスタートでしたので、
自分がゴールした後は、上の方のクラスのレースを観戦。



▲スタート時の様子。

特に、トップ集団が塊となって猛スピードでゴールに殺到する
さまは、まさに圧巻。すごい迫力でした。

美山町はその名のとおりすごく山の景色がきれいなところで、
季節的にも新緑から深緑に移っていく途中の微妙な感じで
印象的でした。
でも、レース中はそれこそ必死にペダルを回しているので、
景色を楽しむどころではありません。

今回の経験でレースを楽しむ人の気持ちも少しわかりましたが、
やはり自分はのびのびと広いところを軽快に走っていくのが
楽しくて自転車に乗っているんだ、ということを改めて認識し
ました。なので、もうレースに出ることはないと思います。
観戦はまた行きたいけど。


スピードというよりは、遠くに行けるように持久力中心に鍛えて
いこうと思います。琵琶湖一周とか淡路島一周とかできるよう
練習に励みます。



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2006-06-03
社会への貸し?

昨日道を歩いていたら、突然気づいたことがあった。
そして、目の前が開けたような感じがした。

もうゴールデンウィーク前のことなので1ヶ月以上前のことだが、
朝の通勤電車で、非常に不愉快な経験をした。暴力的な人物といさかいを
起こしてしまった。それ以来、駅や繁華街などの雑踏で、今までなら自然に
「譲り合い」ができていたような場面で、無意識に「譲らない」ようになってしまっていた。

電車での出来事がわだかまりとなっているということはなんとなく
分かっていたが、昨日突然、自宅近くの道を歩いている途中に、
こんな言葉が頭に浮かんできた。
 ― あの一件以来、自分は「社会に対してある種の“貸し”がある」ように
   感じているな。
   だから、他人に対して譲るという心が持てなくなっているんだ

そして当然、次の瞬間には
 ― でも本当は、社会に対して“貸し”があるどころではなく、
   逆に“借り”だらけだ

ということになり、自分の中にあったわだかまりは、消えました。
悪いのはあの暴力的な人物(と、それを外見から察知して危険回避を
しなかった自分)なのであって、他の人は関係なかった。

ということで、ようやくもとの素直な自分に戻りました。その間ご迷惑を
お掛けした皆様にはお詫び申し上げます。



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