2009-05-04
「債権法改正の基本方針」を斜め読み

オンライン書店では売られていないようなので書店の店頭で購入した「債権法改正の基本方針」。雑誌コーナーにはこちら(Business Law Journal 2009年6月号)が並んでいたので併せて購入。こちらは特集(独禁法の課徴金リスクについて)が非常に面白かった。


債権法改正の基本方針の方は、400ページ超の分厚さ。民法の教科書が近い将来大幅に書き換わることになりそう(あくまで学界の案であり、法制審の要綱案ではないが)。斜め読みしただけでも、次のような点が目に留まる。
・消費者契約の規定を民法に取り込み
・錯誤は無効ではなく取消
・約款について規定
・不当条項をリストアップ
・法定利息が変動金利に
・危険負担という考え方はなくなる
・受領強制
・一人計算(集中決済)
・有価証券に関する規定を取り込み
・ファイナンス・リースを典型契約に
・役務提供契約につき通則的規定をおく

学習者としても実務家としても、えらいことになりそう。どうやって勉強していくのがよいだろうか。



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