2005-04-09
雑踏の危険

今日は、危険な目にあった。
駅近くの人通りの多い広場を通りぬけるとき、
うっかり人とぶつかってしまった。
ふつうならお互いに「あ、失礼」てなものだが、
そのホスト風の若い男は、私の右肩に何かを
押し付けた。
地面に落ちたそれを見ると、何と火のついた
(もう消えていたが)タバコである。
と、次の瞬間、その男は脚をあげ、私の首の下
あたり、ネクタイの結び目の数センチ下あたり
を、蹴ったのだった。

まったく無警戒だったので、何が起こっているのか
理解するのにしばらくかかってしまい、
「タバコを押し付けられ、蹴りを入れられた」
ということを認識したころには、若い男は
立ち去ってしまっていた。

衝撃である。
タバコを押し付けられたスーツは何のダメージも
受けておらず、蹴りを入れられた胸骨のあたりも
まったく痛くもなんともなかったが、突然の
暴力行為(暴行罪の構成要件にきれいに該当して
いると思われる。)に対し、何の対応もできなかった
ことが、衝撃であった。

スキがありすぎた。
雑踏を歩くときはもっと周囲に注意を払って
人にぶつからないようにしないといけないし、
それでも降りかかってくる突然の災難、
たとえば物が落ちてくるとか、変な人間に
からまれるとかいった事態にも、一瞬で
危機対応モードに切り替えて反応するように
しなければ。

今日の一件は、一歩間違えば取っ組み合いの
喧嘩、そのあとは警察に連行、下手をすれば
職を失う可能性もあった。

たるんでいた。
反省。





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