3月7日(金) 水曜日から3日間、上司のグループ長が米国出張で不在なこともあって、重要な案件は動かせず、結構ゆったりペースで仕事をした。このゆったり期間を活用して、administration的な仕事、特に前から懸案となっていたOA関係の仕事についにケリをつけた。
終業後はベルリッツ。なかなか流暢にしゃべれないが、休憩時間直前に質問され、考え込んだときに「じゃあ休憩時間(5分間)に考えておいて」と言われ、2分くらい考えて(あとの3分は伸びをしたり携帯をいじったりした)、再開後にしゃべったら、「すごくlogicalな答えだ」との反応だった。考える時間を与えられれば、結構しゃべるのだと思う。だが、実際の会話や特に会議においてはタイミングが非常に大切で、考える時間は限られている。これを短縮する、あるいはしゃべりながら考えられるようになれば、相当しゃべれると思う。ハードル高し。
3月8日(土) クリーニング屋の主人とは資産運用の話が定番になってきた。けっこうおしゃべり好きだ。BRICsの投信を購入したらしい。午後は弁護士事務所で労働法の勉強会。テーマはマクドナルド判決。店長が管理監督者に該当しないとして時間外労働手当ての支払が命じられ、実務界に衝撃を与えた事件だ。管理監督者の要件のひとつとして「経営者と一体」の立場でなければならないとされており、具体的には経営会議のメンバーに入っているようなことがイメージされているようだ。これは一般に大企業で課長以上が管理監督者として扱われていること(当然、(全)課長が経営会議に出席するなどということは大企業ではふつう考えられない)と相当乖離しており、はっきりいってほとんどの企業で「訴えられたら負ける(実際的にはほぼ請求を飲む形での和解)」ということになる。
弁護士が増え、訴訟のネタを探して歩くような弁護士が増えてきたら、目をつけられる分野の一つになる可能性が高いのではないかと思う。
ただこのマクドナルド判決、今までの裁判例の流れから外れた判断ではなく、むしろ最近の裁判例の傾向にそったものであるという。高裁にいっても、理由付けは変わりこそすれ、結論は変わらないだろうというのが、労働法専門の弁護士先生方のご意見であった。
3月9日(日) 神戸市6人制ホッケー大会。0-2で敗戦、悔いの残る内容だった。個人的には、自陣の深い位置で攻撃側のプレーヤーが接近しているのに、そのプレーヤーとボールの間に自分の体を入れず、結局ミスしてボールを奪われ、そのまま失点してしまったプレーがショックだった。ボールの位置及びリスクの高低を評価して、状況にあったプレーができるという、基本的なことをできるようにならないといけない。
今週の読書
ニック・レーン著、斉藤隆央訳「ミトコンドリアが進化を決めた」・・・「生物と無生物のあいだ」を読んでから、生物ものを読みたくなって買った本だが、1ヶ月くらい読んでいた感じ。ミトコンドリアが多細胞生物のエネルギー、生殖、老化そして死にいたるまでキーとなっていることが述べられており、結構難しかったが面白かった。
モリソンフォースター外国法事務弁護士事務所「アメリカの民事訴訟」・・・以前読んだ「アメリカ民事訴訟法」よりも、日本企業にとって関心が高く、切実な、ディスカバリーに関する記述が詳しい。
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2008-03-08
勉強会 - マクドナルド事件判決
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