アメリカで法曹資格を認められるために必要な、各州共通の、倫理試験。
Multistate Professional Responsibility Examの略。
3月、8月、11月の年三回行われます。
今回、11月7日に行われた試験を受けてきました。会場は日ごろ通学しているLaw Schoolの大教室。勝手知ったる場所なので、会場へのアクセスの点では(初めての場所に行くときにつきものの)心配をしなくてよいので、Advantageでした。
ところが、キャンパスでは当日何か大きなイベントがあったらしく、朝っぱらから最寄のFreewayの出口は封鎖されているわ、一般道路もそこらじゅうで封鎖しているわで、駐車場に車を入れるまでに一苦労でした。道をよく知っているからぐるぐる回らされても落ち着いていられましたが、これが知らない場所だったらパニックになっていたことでしょう。
ともあれ、会場に無事到着。JDの学生が多数派で、今回受けるLLMは少数派のようです。
荷物を自分の普段使っているロッカーに入れることができたのも、自校での開催ならではの利点。ほかの皆さんはカバンも携帯電話もとりあげられて、預かられていました。
試験は60問。択一マークシート方式。うち10問はダミー問題で採点されないが、どれがダミーでどれが本物かは区別できないので、60問すべてに解答する必要がある。時間は2時間5分なので、1問あたりの時間は2分(5秒)となる。
対策としては、Barbriのテキストを入手し、
・145ページの解説を通読。
・巻末の模試(4回分)を解いて、間違えた問題の解説を読む。
の2点を行いました。勉強時間は合計で約24時間くらいでしょうか。
友人の中には、上記の解説の長さを嫌って、同じBarbriのテキストの巻頭についている56ページの復習用のアウトラインだけ読んで済ませようとした人もいましたが、やはりそれでは具体的なルールのイメージがもてないため、問題を解くのは困難でしょう。結局その友人も145ページの解説を読むことにしたと言っていました。145ページの解説のほうには、ケースにおけるルールの適用の例も書かれているので、ルールについて具体的なイメージをもつことができます。
模試を使って、1問あたり2分で解くことにトライするわけですが、これはさほど困難ではありませんでした。むしろ10~15分くらい余る感じでした。
本番の試験は、問題文がBarbriの模試よりも短く、さらに早く解くことができ、結局20分くらい時間が余りました。
2時間のことなので、過酷な試験というわけではなりません。TOEFLのほうがよほどしんどいといえるでしょう。
5週間くらいで結果が出ると聞いています。再受験の必要が生じるようなことがないことを願っています。
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2009-11-09
MPRE
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