2008-08-24
英語力について

英語の発音矯正の指導をしていただいている先生よりのコメント。

「(あなたの)Speakingのスピードは非常にゆっくり。このSpeakingスピードだと、Listeningがこんなに点数(28-29)が取れているのは、通常ありえない。これからSpeakingのスピードを上げていくことで、Listeningの点数も名実ともに上がっていくでしょう。」

そう、前々から薄々思っていたのだが、私はNativeスピードの英語はあまり聞き取れていない。独自(?)の「欠落部分補完回路」の働きにより、聞き取れない部分を文脈や部分的に聞き取れた音その他から事後的に補完しているのである。これに明確に気づいたのは、イギリスの弁護士が来日して一週間にわたって延々会議をやったとき。「回路」は数時間しかもたず、しかも非常に集中力を要するので、気力体力を消耗する。したがって、会議日程の終盤になると「回路」が焼ききれたかのように機能しなくなり、会話の意味がほとんど取れなくなった。
また、そのとき以外でも、一度の話される発話の量が一定量を超えると、ついていけなくなってしまうということは頻繁に起こる。これは、「回路」の処理は事後的に行われるので、話がいったん切れるとそれまでの分を追いつくことができるが、話が切れ目なく長く続くと、「回路」の記憶容量がオーバーフローするか、または話の途中なのに前の分の補完を始めてしまって、現に話されている内容を聞くことができなくなる(または少なくとも「回路」には入力がなくなる)ためと思われる。

Speakingの遅さを改善するため、今後はShadowingを重点的に取り組んでいこうと考えている。



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